研究開発
パイプライン
着目しているパイプラインの必要性
Braizonの画期的な薬物送達技術は、中枢疾患(CNS)で苦しんでおられる患者様の将来のかけがえのない生活の質を向上させ、回復を目指す新しい治療法を開発してまいります。アンメット・メディカル・ニーズが高いこれらの病気の罹患率は、近年特に高まっています。ブレイゾンは、標的とする疾患の症状を軽減し、治癒をめざす有効な候補薬を慎重に探索してまいります。
候補薬の薬効を証明するとともに、弊社の技術に基づき、グルコース修飾ミセル化を行い、ミセル化製剤を開発します。さらに、これらミセル化製剤の前臨床試験、早期臨床試験と進んでいきます。医薬品開発業務受託機関(CRO)に委託することにより、開発スピードは加速化していくことでしょう。これらパイプラインは、さらなる臨床開発に興味のある製薬企業との共同開発あるいはシーズ導出を視野にいれ、中枢神経疾患医薬品市場における価値あるものとして開発を進めて参ります。
基盤技術の提携
株式会社ブレイゾン・セラピューティクスが特許を保有する薬剤送達技術は、血液脳関門(脳毛細管内皮細胞)のトランスポーター/レセプターの中で、グルコース・トランスポーター1(GLUT1)およびトランスフェリンレセプター(TfR)を介したトランスサイトーシス(経細胞輸送)を利用しており、非侵襲的かつ効率的な薬剤の脳内への送達を可能としています。ライセンス提携及び共同開発を通して、低分子薬剤、核酸医薬、抗体・ペプチドなどの幅広い医薬品へ、この技術を適用することで、中枢神経系疾患を持つできる限り多くの患者さんの負担を軽減することが可能です。