取締役会長　戸須よりご挨拶

挑戦し続けます!

人の高度な脳は、血液脳関門とよばれる生体バリアで異物の侵入から守られています。

一方で、その存在は、脳神経疾患の有効な治療薬がほとんど届かないという創薬開発における大きな課題となっています。

科学技術振興機構（JST）のセンター・オブ・イノベーションプロジェクト（COI）の「スマートライフケア社会への変革を先導するものづくりオープンイノベーション拠点」における脳神経疾患の革新的治療技術の社会実装化を目的にブレイゾンは設立されました。

治療薬をナノ粒子に内包させ、その表面を血液脳関門を突破する分子で修飾することで、脳へ治療薬を届けようという技術です。私は、脳神経疾患の創薬のパラダイムシフトを起こすであろうこの技術は、必ず実装化されるべきと強く思いました。

2017年、本格的に事業をスタートさせた創業時、私ひとりだった会社は、志をともにし、使命感にあふれた人たちが集まり、この困難な課題の解決に向けて、たゆまぬ研究を続けております。

ブレイゾンは次の高みを目指して、中枢神経系疾患の薬物送達のリーディングカンパニーになるべく、研究開発を一層加速化し、世界中の脳の疾患で苦しんでいる方々にできるだけ早く有効な治療薬が届けられるよう、チーム一丸、元気に挑戦してまいります。

取締役会長
戸須　眞理子